源真庵は、京都各地の老舗料亭に昆布を納めた商人の邸宅として100年ほど前に建てられた町家をなるべく当時のものを残しつつ丁寧にリノベーションして作られた宿泊施設です。東寺から西に5分ほど歩いた閑静な住宅街にあります。
昔ながらの京町家がだんだんと少なくなっていっています。
源真庵は、風情ある京町家を可能な限りそのままの形で未来へと残したいと考えた人たちの手で宿泊施設へと生まれ変わりました。
閑静な住宅街を縫うように歩いてくると、源真庵の格子扉が見えてきます。
木格子の奥には灯籠を有する美しい前庭があり、少し奥まって玄関があります。
暖簾(のれん)の掛かる玄関を開けると、京町家らしい土間が奥へと続いています。土間を進むと古井戸、炊事場があり、高く抜けた天井の下に中庭へと抜ける扉があります。
一階には居間と寝室があり、それぞれ畳の良さを活かした和室です。
階段箪笥であがる二階は、板張りとなっており、木のぬくもりを存分に感じられる特別和室(スウィートルーム)として誂えてあります。
バスルームやトイレは、京都らしい装飾を施しつつも、使いやすい最新の設備を導入しています。
是非、京町家源真庵で、本物の町家暮らしを堪能してください。お待ちしております。
3つの神棚、火袋を構えた通り庭、古井戸、おくどうさん、灯篭のある表庭、中庭、裏庭など、京町家の暮らしと造りを今に伝える市内でも稀有な宿です。
荒神棚(こうじんだな)の上には布袋さんの土人形が5体。毎年1体ずつ、年を重ねるごとに大きいものを買い揃え、7体並ぶと家内安全や富貴繁栄なども呼び寄せてくれるとする昔の京都の風習も残っています。数多くの古い布袋さんがいくつも残っているとその屋敷は大きな災害や火災の被害にあっていない建屋であることの証とすることができるとされています。当宿の布袋さんは5体もう少しで7体です。幸運を運んでくる日が近いです。
一階の奥の部屋にある印象的な階段箪笥を気をつけて登ってみてください。
屋根の柱を大胆に活用した広々とした空間。板張りの床、淡い色彩の土壁。
なんとも言えない落ち着いた和の空間が源真庵自慢の特別和室(スウィートルーム)です。
大きなソファーに座って語らい、シモンズマットの寝心地の良いベッドで旅の疲れを癒やしてください。
ベッドの上の窓から、中庭を見下ろすことができます。夜のライトアップされた中庭はとても綺麗です。
ベッド横の扉を開けるとトイレがありますので、ご利用ください。